「脳タコ」 - 音声を分析してストレスチェック
本アプリは、あらかじめ設定された朗読テキストを約10秒間読んでいただき、その音声を分析することで、ストレス値を測るアプリです。
本アプリを日常的にご利用いただく事により、生活リズムと、その時々のコンディションを自分が自覚するよりも早く検知し、心身の病気や健康の予防に役立てていただけることを期待しています。
私達は特に意識しなくとも、誰かの声を聞いて「眠そうだな」とか「疲れているな」と感じることができます。最新の音声信号処理技術では、健常状態の声と疲労状態(或いは眠い状態の声等々)を識別することができることが確認されており、音声から人体(特に脳)の疲労度や、ヒューマンエラーを起こす可能性の変化を測定する技術の実用化が進んでいます。
本アプリは、国立研究開発法人電子航法研究所で開発された音声分析手法を利用して、スマートフォンやタブレット端末のアプリとして、疲労度やヒューマンエラーの予測を測定する仕組みを提供しています。
◆本アプリの特徴
・利用者が入力した基本情報、現在の状態や、本アプリの提示するテキストを朗読した音声を発話音声分析エンジンが分析しEIS(evaluation index of stress)値を表示します。
・測定すればするほど自分のEIS平均値が明確になり、状況に応じたストレスへの影響度合いを定期的に確認することができます
・直近1週間と過去のEIS値の分析結果をグラフで確認できます。
・毎日のストレス状態をFacebookに投稿し友達と情報共有できます。
◆EIS値とは?
EIS値とは、人間の大脳新皮質の活性度に相関すると考えられている特徴量です。
電子航法研究所では、長年の研究により「眠いに違いない」被験者や、「疲れ切っているに違いない」被験者の声を収録し、彼らの健常状態における声と比較し、両者をできるだけ正確に識別する特徴量であるEIS値を定義することに成功しました。
◆結果の信頼性は?
「今、自分がどの程度のストレスを受けているのか? このアプリで測れるのかな?」と思われるかも知れませんが、残念ながらストレス・レベルの評価は、音声を含めて何らかの生体データを定量化してその大小を比較する程度のことで片付けられるような簡単な問題ではありません。
本アプリは、「ストレスやうつ状態であること」を確証するものではなく、「ストレスにさらされ続けて消耗が進んで行く状況や、調子が悪くなりそうな予兆を警告できる可能性を示す」ものです。
本アプリは、EIS値のビッグ・データを分析し、より精度の高い結果に?げていくことも目的の一つとして運用しています。
◆本アプリの使い方
①ログイン情報を入力して下さい。Facebookアカウントでもログインできます。
②基本情報を入力して下さい。性別と年齢により分析するエンジンが異なりますので、正確に入力して下さい。
③今どんな状態なのか選択して下さい。
④朗読テキストに一度目を通してから、マイク画像にをタッチして朗読テキストを音読して下さい。
⑤あなたの現在のEIS値が0〜100の数値で表示されます。
※健常状態と考えられる音声から算出されたEIS値の平均値が50です。EIS値が低ければ低い程疲労やストレスが溜まっている傾向と概ね判断できます。
◆本アプリ使用にあたって
本アプリで提示された朗読テキストを正しく明瞭に読んで収録していただく必要があります。
歩きながらテキストを読んでもNGです。
静かな場所に座って、一度くらいは深呼吸をして呼吸を落ち着かせ、普通に話すくらいか少しゆっくりとハッキリ読んで下さい。音声の収録は、あらかじめ朗読テキストを読んで、内容を理解してから2回目の朗読で収録するくらいが良いでしょう。
音読時間は約10秒間で、朗読の途中でも10秒間経過するとアプリケーションは分析を開始します。
1日1回使っていただくのがベストですが、特に決まった回数があるわけではありませんので、気が向いた時、気になる時だけのご利用でも構いません。
◆測定できないときは?
スマホのマイクから遠く離れすぎていたり、周りの雑音が大きかったりすると測定できないケースがあります。なるべく静かな場所で明瞭に読んで下さい。
また、測定結果を表示するには、サーバとの通信が必要になります。そのため通信環境が悪いと「測定エラー」になってしまいますので、その場合は通信環境の良い場所で、再度トライしてみて下さい。